自動車、建機に欠かせない【電線】

電装品の設計・開発
#ワイヤーハーネス #技術のわかる営業パーソンへの道

こんにちは。私はP&D事業部営業部営業課 入社3年目のMです。

これまで、スイッチとリレーについて学んでいきました。

「次は何を学ぼう・・・」と考えていた所、自動車、建機、電化製品には欠かせない【電線】について学ぶ事にしました。

根本的に、電装品に電線は当たり前のものだと思っていましたが、深く学んだ事が今までありませんでした。

まず【電線】について学ぶ前に電気の基礎知識について学ぶことにしました。

電流・電圧の関係性

皆さん、学生時代に必ず学んでいる、電流と電圧の関係性について覚えていますでしょうか?

正直、私自身、覚えていないというのもあり、、、説明しろと言われても説明出来ませんでした。

そもそも、電流と電圧とは何なのか。私の解釈で説明します。

単刀直入に例えると【注射器】です。

注射器の中に水(電気)を入れます。
水(電気)を押し出す力を電圧押し出される水(電気)の量を電流とイメージしてください。

押し出す力が強ければ強いほど、押し出される水の量は多くなります。

押し出す力(電圧)と押し出される水の量(電流)比例するのです。

電圧が高ければ高いほど、電流の量も多くなります。

自動車、建機、電化製品どれも電気が流れないと動かないですよね。その電気を流すために不可欠な【電線】について学んでいきましょう。

電線の種類

前述の通り電線とは、電気を流すための金属の線です。

電線にも種類は様々あり、流れる電流の量によって電線の太さなどを分けて使用します。

ここからは弊社で取り扱いのある電線について説明していきます。

まず、弊社で取り扱っている電線は大きく分けて、・単線・キャプタイヤケーブル・シールドケーブルの3種類に分けられます。

主な違いについて説明していきます。

①単線

読んで字のごとく、「導体が一つしかない線のこと」です。
導体とは、注射器でいえば水が流れる部分であり、つまり電気の通り道、金属の線のことです。

導体の周りに絶縁体(電気を通さないもの、塩化ビニルなど)の被覆で保護されています。

特徴は、盤内配線やワイヤーハーネスに使用し、コルゲートと呼ばれる波板状のチューブやダクトと呼ばれる筒による保護が必要なものです。

弊社でよく使用する種類は、AV線・AVS線・AVSS線・CAVS線…等

②キャプタイヤケーブル

「単線の集まりにシースと呼ばれるゴム素材等の被覆で保護されているもの」です。

特徴は、複数の単線を1つの被覆でまとめている為、保護の必要が無く、建物中や屋外の配線によく使用されています。

弊社でよく使用する種類は、・VCT線・VCTF線…等

③シールドケーブル

キャプタイヤケーブルとほとんど一緒ですが、「単線の集まりとシースの間に紙テープや銅編組が施されているもの」です。

特徴は、通信用に使われるケーブル 外部からのノイズを軽減するものです。

弊社でよく使用する種類は、MVVS線・PEXBS線…等

同じ種類の電線にもサイズや被覆の厚さが違う様々な種類の電線があり、電線が太ければ太いほど許容電流は大きくなります。

また、周囲温度によっても許容電流が変わり、周囲温度が20度の場合は15A、40度の場合は12Aなど、周囲温度が高ければ高くなるほど、許容電流が小さくなります。

世界各地で活躍している「はたらくくるま」は、気温の低い国や高い国向けなどに製造する場合には、許容電流が変わってくるので電線の太さを考えなくてはいけませんね。

今回、電線について学んでいきましたが、ただ電気を流すものといっても、用途によって様々な種類の電線がある為、設計者など、電線を選択する際は困ってしまいそうですね。そんな設計者のお困り事にアドバイス出来るような営業マンになるべく、今後も更に詳しく学んでいきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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