2026.01.29
汎用ミニUPSとは
まず汎用ミニとは
「汎用」=特定の機器に限定せず、いろいろな小型機器に使える
「ミニ」=小型・軽量でデスク周りや小規模機器向け
(主に PCやルーター、監視カメラ、小型通信機器などに使われます)
UPS(Uninterruptible Power Supply)とは
電力供給が停止したり、一瞬だけ途切れたり、電圧が不安定になったときでも、
バッテリーから電力を供給して機器を守る装置です。

UPSの主な役割
電気が止まると困る場所・止めてはいけない機器で使われます。
① オフィス
- 業務用PC
- ファイルサーバー
- ルーター・Wi-Fi機器
② サーバールーム・IT設備
- サーバー
- ネットワーク機器
③ 店舗・施設
- レジ
- 監視カメラ
- 電子決済端末
④ 工場・現場
- 制御盤
- 生産管理システム
- 監視装置
⑤ 医療・公共施設
- 医療機器
- 情報管理システム
など、さまざまな場所で利用されています。
なぜUPSが必要なのか
停電や電圧変動は日本ではあまり起きませんが、
発生するとコンピュータの故障やデータ消失などの大きな被害につながる可能性があります。
また、機器の増設による電圧低下やブレーカーの作動、人為的ミスでも電源トラブルは起こります。
UPSは、あらゆる電源トラブルからコンピュータや周辺機器を守る装置です。
ネットワーク機器の普及により、保護が必要な機器も増えています。


機器選定時で失敗しないための3つのポイントと注意点
① 容量は“ギリギリ”ではなく“余裕”が正解
接続する機器の消費電力を正確に把握し、
将来の増設も見据えた余裕ある容量選定が重要です。
② 必要なのは「何分守るか」
停電時に
・業務を継続したいのか
・安全にシャットダウンできれば良いのか
目的に応じて必要な稼働時間は変わります。
③ 導入後の運用まで考えていますか?
バッテリー寿命は約3〜5年。
アラート通知や定期点検など、
“導入後に手がかからないか”も重要な判断基準です。
本製品は、人の命や安全に直接関わる用途での使用は想定しておりません。
重要なシステムでご使用になる場合は、万が一に備えて、予備の仕組みを用意したり、非常用電源を導入したりするなど、使用環境に合った安全対策をあわせてご検討ください。
UPS方式の種類と特徴をわかりやすく解説
① 常時商用給電方式

普段はコンセントの電気(商用電源)を直接機器に送る方式です。
- 停電や電圧異常が発生したときだけ、UPSのバッテリーから電気を供給します。
- 平常時はバッテリーを使わないため、省エネでコストも抑えられます。
例えると
- 普段は電気会社が送ってくる電気を使用
- 停電したときだけ予備のバッテリー(UPS)が作動
→ 「普段は普通に電気、非常時だけバッテリー」
② パラレルプロセッシング方式

パラレルプロセッシング方式とは、UPSが複数の装置(モジュール)で同時に電力を供給・制御する方式です。
- 複数のUPSモジュールが並列(パラレル)で働く
- 1つのモジュールに問題が起きても、他のモジュールが代わりに電力を供給
- 停電や負荷増加でも安定した電力を提供できる
例えると
- 複数人で荷物を同時に運ぶ。
- 誰かが休んでも残りが運ぶ
- UPSの場合も1台が故障しても電力供給は止まらない
③ パワーマルチプロセッシング方式

パワーマルチプロセッシング方式とは、
UPS内部の複数の電源モジュールが協力して電力を供給する方式です。
- 複数のモジュールが同時に働くことで、高い信頼性と冗長性を実現
- 1つのモジュールに障害が起きても、他のモジュールがバックアップとして動作
- 負荷増加時もモジュールを追加するだけで対応可能
例えると
- 複数人が協力して荷物を分け合い、効率よく運ぶ。
- 誰かが休んでも残りが分担して運ぶ
- モジュールが協力して動く方式、より高信頼・効率的
④ 常時インバーター給電方式

常時インバータ給電方式とは、UPSが常にバッテリーを経由して電力を供給する方式です。
- 停電の有無にかかわらず、常にUPSのバッテリーを通して電気を送り、安定した電力を提供
- 商用電源の電圧変動やノイズもバッテリー経由でクリーンに変換できる
例えると
- 普段からフィルターを通したきれいな水を使っている → 電圧の乱れや瞬間的な停電も関係なく機器が安心
- 停電が起きても切り替え時間なしで電力供給が継続
最後に
普段の生活であまり目にすることはありませんが、汎用ミニUPSは、
私たちの身近な機器やオフィスの機器を停電や電圧変動から守る、
縁の下の力持ちのような存在です。
パソコンやルーター、監視カメラなど、
日常的に使う機器に安定した電力を供給することで、
安心して暮らしや仕事ができる環境を支えています。
この説明を通して、私たちが取り扱っている汎用ミニUPSが、
皆さまの暮らしや仕事の安全・安心を陰で支えていることを感じていただけたら幸いです。
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この記事はTECS事業部が執筆しました。
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