2021.10.27
一次電池と二次電池の違いについて
電池には一次電池と二次電池があることは、ご存知でしょうか?
電池にも色々な種類があり、日常で一番目にする機会が多いタイプの電池は、
目覚まし時計や懐中電灯、リモコンなどによく使用されている、
乾電池(アルカリ電池、マンガン電池など)ではないでしょうか?
時計が動かなくなった、懐中電灯が点灯しなくなったなど、
1度の使用で完全放電し使い切ったら捨ててしまう、
そのような電池を<一次電池>と呼びます。(充電不可の電池)
上記に対し、完全放電(使い切り) ⇔ 充電をして繰り返し使用できる電池のことを
<二次電池>と呼びます。
主にスマートフォン、ノートパソコン、モバイルバッテリーなどに使用されています。
電池の種類としては鉛蓄電池(産業用)、ニッケル水素電池、
ニッケル・カドミウム電池、リチウムイオン電池などの電池があります。
特にリチウムイオン電池は家庭用の電化製品(スマートフォンなど)から、
産業用では電気自動車、飛行機や宇宙ステーションでも使用されており、幅広く活躍しています。
まとめると<一次電池>は充電できない電池、<二次電池>は充電可能な電池と考えると覚えやすいと思います。
<一次電池>と<二次電池>のメリット・デメリット
ここで簡単に<一次電池>と<二次電池>のメリット・デメリットについて説明します。
<一次電池>
安価。入手が容易。
使い切り。電池により液漏れする場合がある。
<二次電池>
小形・軽量化可能(リチウムイオン電池)。リサイクル可能。
高価。温度変化に弱い。定期的な充電が必要。
【家庭用】
【産業用】
昨今、省エネルギー化やリサイクル化が進み、使い捨ての<一次電池>は不要ではないか?
すべて<二次電池>に交換したらいいのでは?と思いますが
<一次電池>がなくなれば、生活の一部で、困ることになる場合があります。
例えば、懐中電灯を今すぐ使いたいが<二次電池>を使用しており、
定期的な充電を怠っていたため、電池が自己放電し点灯しなかった。
この場合<一次電池>は入手が容易で、安価であるため、懐中電灯に組込めば、すぐ使用できます。
そのため電池を使用する製品の頻度などを考慮すると、すべて<二次電池>でいいとは一概に言えません。
家庭用の<二次電池>で考えると、日常的によく使うものは可能な限り<二次電池>を使用する、
という意識を持つ位がいいのではないでしょうか。
今後電池の開発が進み、新型電池の登場によって、私たちの生活がどう変わっていくのか、楽しみですね。
弊社では、二次電池の中でも主に蓄電池設備(直流電源装置)に使用される、
産業用鉛蓄電池をメインに取り扱っていますので、
電池に関する質問や見積など、お気軽にお問い合わせください。お待ちしております!
お問い合わせ
省エネ、防災、減災など安心の電源設備に関するお困りごと、課題解決はお気軽にご相談ください。
安⼼な電源設備をあなたのもとへに関する資料はこちら関連ページ
安⼼な電源設備をあなたのもとへ
産業⽤蓄電池や発電システムなど安⼼の電源設備を、設計・施⼯から保守まで⼀貫して提供します
この記事はTECS事業部が執筆しました。