ワイヤラッピング工法で確かな接続品質を ― 不具合例と対策

安⼼な電源設備をあなたのもとへ

当社で取扱っている電源装置業務において、
ワイヤラッピング工法を活用することがあります。

この工法は、基板や端子台上の角柱状ピンに
はんだを用いずにワイヤを巻き付けて電気的接続を行う方法で、
はんだ付けとは異なる高い信頼性と柔軟性が特長です。

ワイヤラッピングは、ピンに巻き付いたワイヤのテンションと
密着によって複数の接触点が生まれ
接触不良や熱影響を受けにくい堅牢な接続が得られるとされています。

はんだに比べて熱や有害な蒸気が発生せず、後工程での修正が容易というメリットもあります。

しかしながら、どの工法にもリスクや不具合の可能性はあり、
当社でも現場での作業時には以下のような失敗例を学び、対策を徹底しています。

よくある不具合例

正しい施工例

巻きの乱れや重なり
巻きが斜めになったり重なったりすると、接触面積が減り信頼性低下につながります。

巻き同士に隙間がある
隙間があると同様に、接触面積が減り信頼性低下につながります。

巻き数不足による接触不良
ワイヤの巻きが浅いと、摩耗や振動で接触が不安定になる可能性があります。
写真の場合は最後まで巻けておらず、余った線が他の場所に接触する危険性もあります。
これらは工具の使い方や作業者の技術に依存する要素が強く、細心の注意が必要です。

当社で気を付けていること

・標準化された作業手順の徹底
作業前にワイヤ長や巻き数の基準を明確にし、全員が共通理解を持つようにしています。

・工具の定期的な点検
先端が摩耗した工具は不良巻きを誘発するため、使用前の確認と管理を徹底しています。

・品質チェックの二重体制
作業者自身による目視確認に加え、別担当によるダブルチェック及び、
完成後の導通チェックを行い、微細な不具合も見逃しません。

・トレーニングと教育
講習を行い、新人から熟練者までワイヤラッピング技術の教育を継続し、
高品質な仕上げスキルの底上げを図っています。

ワイヤラッピングは、一見シンプルながら高度な注意が求められる作業です。
当社ではこれらの品質管理の取り組みにより、
不具合を未然に防ぎ、信頼性の高い配線品質を確保しています。

電源装置や蓄電池、非常用発電設備等の電気作業は
東亜電機工業㈱まで、ご連絡をお待ちしております。

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この記事はTECS事業部が執筆しました。

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