そのタイヤ、本当に大丈夫? 見えない劣化が招く重大事故

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毎年、冬前になると作業車のタイヤをスタッドレスタイヤに替え、
雪が降る前にタイヤ交換を済ませ冬の準備を行っています。

今回は交換したスタッドレスタイヤの状態が劣化していることに気付かず、
あわやバースト寸前となる危険な状態で使用してしまった事例を紹介します。

タイヤ交換時、車内倉庫に保管してあるスタッドレスタイヤを取り出し、
溝残量、タイヤの状態を目視で確認しました。

スリップサインも未到達であったため、問題ないと判断し装着しました。
交換後はボルトナットの増し締めを実施し、そのまま使用していました。  

交換当日は夕方であったためタイヤの空気圧の確認を後日に行うこととし、
給油時に確認したところ、右後輪タイヤの空気圧が他のタイヤより低下していました。

しかし、充填すると規定値まで回復したため、異常なしと判断し使用を継続しました。

その後3週間が経過した頃、高速道路運転時にハンドルに振動が発生し、
異常を感じて確認したところ、右後輪タイヤの空気圧が再び下がっていました。

空気圧が下がっているタイヤ

帰社後に詳細確認を行った結果、タイヤに亀裂が発生し、
内部のワイヤーが露出している状態が2箇所確認されました。

この状態は、走行中にバーストを引き起こす可能性があり、
重大事故につながる危険な状態でした。

原因としては、以下が考えられます。

  • 経年劣化(長期使用)
  • 空気圧の低下
  • 保管中の劣化進行

特に今回の問題は、タイヤの溝の状態は確認していましたが、
劣化状態の確認は、夕方の薄暗い環境で実施していました。

そのため、タイヤの劣化状態を見落としていた事と、
空気圧低下を一時的なものと判断し、原因を追及せず使用した点にあります。

タイヤに亀裂が入り内部よりワイヤーが露出している状態①
タイヤに亀裂が入り内部よりワイヤーが露出している状態②

現在は4本すべてを新品のタイヤに交換し、
安全が確保された状態で運用しております。

新品のタイヤの状態

今回は幸い事故にはなりませんでしたが、
今後は車両点検の質を向上し、事故防止と安全運行の徹底に努めます。

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この記事はTECS事業部が執筆しました。

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