
2025.06.25
若手が挑む、1級電気工事施工管理技士
電気工事において、施工の計画、工程や安全の管理など
様々な業務をこなし、現場を統括するための資格が
電気工事施工管理技士になります。
今回は若手社員が1級電気工事施工管理技士の取得に挑戦するので、
おさらいも兼ねてどのような資格なのかご紹介いたします。
資格について
電気工事施工管理技士には1級と2級があります。
どちらも1次検定・2次検定の両方の試験に合格することが取得の条件です。
1級と2級で仕事の内容はあまり変わりませんが、その違いは管理できる現場の規模にあります。
工事現場には技術者の配置が必要になります。
金額を問わず、すべての現場に配置が必要になるのが主任技術者です。
しかし、総額5000万円以上の電気工事を
下請け業者に依頼するような現場には主任技術者に代わり、
監理技術者の配置が必要になります。
この監理技術者になれるのが、1級の資格保持者です。
つまり、2級の資格で出来る工事は中小規模、
1級を持っていれば大規模な工事にも携わることが出来ます。

試験の内容
1級電気工事施工管理技士の1次検定では、
電気の計算から始まり発電設備や電車関係、
土木・建築関係や法規など幅広い分野で出題されます。
合格基準としては回答数に対して60%以上の正解ですが、
ある分野で50%以上正解しなければ
その時点で不合格という条件もあるので油断できません。
2次検定では、電気設備や計算問題に加え、
品質や安全管理に関する語句に対して回答を記述する問題などがありますが、
いちばん負担になるのは施工経験の記述問題かと思います。
この問題では、自分が経験してきた工事について記述問題が出題されます。
ただ、令和6年度から少し変更があり、
問題のテーマや条件などが変わったため予想が出来なくなっています。
合格率は、1次検定が30%~50% 2次検定が40%~70%となっており、
近年少し落ち込んでいます。

令和7年7月にある1次検定に向けて受験準備講習会に参加しました。
試験に向けて
講習では例年出ている問題の出題傾向をまとめており、
出やすい問題を優先して解説してもらうことで効率的な勉強が出来ます。
また、試験自体の詳細な内容や受けるときの注意点などの資料もありますので、
余裕があれば参加をお勧めします。
普段は過去に出題された問題を解いて勉強していますが、
自分が経験してきた現場や施工に関する問題が出たときはイメージしやすく、
そういった経験を覚えておくことはとても大切だと感じました。
受検地は札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄となっております。
私の試験地は名古屋になるので、試験が終わったら『ひつまぶし』を食べて帰ろうと思います。
最後に
当社では1級電気工事施工管理技士の他にも様々な資格を持つ先輩方が在籍し、活躍しています。
今はまだ先輩方に頼るばかりですが、いつか肩を並べられるよう、日々精進してまいります。
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この記事はTECS事業部が執筆しました。
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