
2025.07.09
暑熱順化 ~慣れって大事~
今年も早7月、あっという間に1年の内の半分を過ぎてしました。
‘うかうかしていたら、体験的にはあと1、2カ月ほどで年末になるのではないか…’
と過ぎ行く時の流れ早さに驚きと
ある種の恐怖心、危機感を筆者は感じている
今日この頃、今年も暑い夏がやってきます。
夏と言えば祭り、花火、海、そして待望の北アルプスの夏山シーズン到来…
筆者は穂高連峰の稜線に思いを馳せる毎日ですが、
我々のような現場で働く人間にとって夏と言えば暑さ、
そしてその暑さからくる熱中症です。
過去に弊社のブログでも熱中症についての記事があり、
その中で熱中症への対策が書かれていましたが
最近、その他の対策として‘暑熱順化’という事が最近良く言われています。
ではこの暑熱順化とは如何なるものなのか?
暑熱順化とは
端的に言うと体が暑さに慣れる事です。
暑い日が続くと体は汗をかきやすくなったり、
血管が拡張して体温を下げやすくなったりと、
体が暑さに適応していきます。
その体の変化を暑熱順化と言います。
この暑熱順化を暑さが本格的になる前に意図的に行う事で、
夏本番の暑い時期に熱中症のリスクを低減する事が出来ると言われています。
体を暑さに慣らす具体的な方法として。
- ウォーキングやジョギング
- サイクリング
- 筋トレやストレッチ
以上のような軽い運動で汗をかき、体温調整機能を高める事が出来ます。
その他にも入浴の際にシャワーだけでなく湯船に浸かって体を温め、
汗をかく事でも効果があると言われています。
ただし、暑熱順化を行う上での注意点として
- 無理のない範囲で、徐々に運動量や時間を増やしていきましょう。
- 運動中はこまめに水分補給を行いましょう。
- 暑熱順化には個人差がありますが、数日から2週間程度かかるため、
暑さが本格的になる前、比較的涼しい時期に余裕を持って行うようにしましょう。 - 一度、暑熱順化をしても数日間暑さから離れると効果が薄れてしまうため、継続する事が大切です。
余談ですが筆者の場合、暑さが本格的になる前に通勤を自転車で行い、暑熱順化を行っています。

忙しい毎日でも湯船に浸かる事や、通勤に自転車を用いる事は
ハードルがそこまで高くなく、また継続し易いかと思いますので
取り入れてみてはいかがでしょうか?
特にデスクワーク等で体を動かす事が少なく、
普段あまり汗をかかない人ほど暑熱順化が不十分な状態で本格的な夏を迎え、
熱中症になる危険性が高くなります。
意図的に上記のような適度な運動を生活の中に取り入れる事で、
汗をかきやすい体を作り暑さに備えていきましょう。

空調服の使用や、ポータブル冷蔵庫にて飲料や保冷剤を携行する事、
WBGT測定器にて熱中症のリスクを把握する事等で
現場にて熱中症対策を行っていますが、
それ以前に暑熱順化を行う事で本格的な夏に向けて体の準備を行い、
今年の夏も安全第一で作業を行っていきます。
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この記事はTECS事業部が執筆しました。
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