
2025.08.06
作業改善『ポータブル電源』の有効活用 ~仮設発電機との比較~
近年、災害時、停電時やキャンプなどで使用出来る
「ポータブル電源」が各社から、数多く販売されており、
手軽に持ち運びができ、さまざまな電化製品に使用することが出来ます。
今回は、計画停電などの商用電源が停止している時の試験電源として、
ポータブル電源を使用した際の利点を紹介します。


ポータブル電源を使用していなかった時は、小型の発電機を用意し、
試験電源とし使用していました。

しかし、仮設発電機の使用に際しては、
- 油漏れ等が発生した時のために、発電機下部を油受け等にて油流出の対策や、
油が流出した際の油吸着材等を用意する必要があります。 - 電気室の室内に発電機を設置出来ないので、屋外に設置し
設置場所から電気室まで、電工ドラムなどで電源ケーブルを敷設する必要があります。 - 仮設発電機使用時には、排気や騒音が発生するため設置場所を考慮する必要があります。
- 長時間の使用時には、発電機の燃料の給油が必要になります。
仮設発電機の使用の際は、上記に挙げた注意事項等があり、
場合によっては火気厳禁などにより、使用出来ない可能性もあります。
試験器を接続している使用例 タイマー試験

試験器を接続している使用例 電流計試験

ポータブル電源は、仮設発電機に比べると、使用時の注意事項は、
使用前にバッテリーの充電をしておく必要がありますが、
それ以外は特に対策等も少なく、使用時の安全性も向上し、手軽に使用が出来ます。
今回紹介した様に、ポータブル電源は手軽に試用でき、
災害時やキャンプなどで使用する他にも弊社では、
試験電源等として多岐に使用をしております。
過去には、仮設発電機を使用していましたが、
ポータブル電源を使用することで作業の効率が良くなり、
安全性も向上することが出来る様になりました。
弊社では、今後も作業の向上や安全作業に努め、
各種の電源装置に関する施工・保守を行っていきます。
各種電源装置の 施工・保守に関しましては、東亜電機工業へのご依頼をお待ちしております。
お問い合わせ
省エネ、防災、減災など安心の電源設備に関するお困りごと、課題解決はお気軽にご相談ください。
安⼼な電源設備をあなたのもとへに関する資料はこちら関連ページ

安⼼な電源設備をあなたのもとへ
産業⽤蓄電池や発電システムなど安⼼の電源設備を、設計・施⼯から保守まで⼀貫して提供します
この記事はTECS事業部が執筆しました。
関連記事
おすすめ記事

福井の皆様へ 新たな電源ラインナップを越前がにと共に

GSユアサの工場で、お客様自身による立会検査が可能です

作業員全員、蓄電池設備整備資格者!
人気記事

蓄電池設備の消防法令改正を解説します!

一次電池と二次電池の違いについて

触媒栓って何?いつ交換するの?

蓄電池銘板のセルと個数の関係について解説(注意!)

直流電源装置の整流器容量選定について

直流電源装置って何に使うの??

蓄電池設備には標識設置基準があることをご存じですか?

非常用発電機設置には関係官公庁への届け出が必要です!

バッテリー液が流出!?もしもの時に備えて中和講習!
