2026.04.15
続 言わば電源のコンシェルジュ ~年代物から新たな信頼と価値へ~
私たちは言わば電源のコンシェルジュ、
ユーザーのあらゆる要望に応えることをモットーとしており、
決してNOとは言わない需要に基づき各メーカーで生産される汎用品、
法令や規格に基づき、顧客のニーズや設置条件、環境に則した受注生産品、
すでに生産終了、一体どこに連絡すれば代替品は手に入るのか
そしてこんなことが出来ないか、こういう時にどうすればよいか!?
様々な設備を取り扱う中で、ユーザーは様々な場面に出くわします
今回は皆さんの周りにもあるかもしれない代物に関して、
新たな価値となった事例を紹介します。
半世紀を越えて活躍した昭和34年製の年代物
過去の長い歴史の中で私たちが納めてきた年代物の製品に対して、
新たな信頼を提案し、未来への価値へと変えています。
第二次世界大戦後の日本が戦災や占領下の混乱から復興し、
高度経済成長期を迎えていた頃に納められた電源装置がありました。
半世紀を越えて長年壊れることなく動き続けていました。
昭和の古いものほど丈夫でなかなか壊れない、
そんなことを思ったことがある方は少なくないはずです。
壊れず動き続けていて当たり前となったものは、壊れなければ替えないのが人間心理です。
まして官民問わずですが、事業に関わることであれば、
コストを出来るだけ掛けたくないと思うのもユーザー側の心理や方針として当然です。
今回は昭和34年製で民間製造工場に納められていた電源装置になります。
まず私たちは過去の納入情報からユーザーの設備担当の方を訪ねて、
現在のご使用状況を共に確認しました。
何せ半世紀を越える年代物であった為、
事業の歴史変遷で、すでに撤去されて無くなっていることも十分考えられました。
しかしながら年代物の電源装置は存在して、
変電設備への電源供給を静かに続けていました。
その見た目は風格があり、もはや歴史遺産といっても過言ではありませんでした。
個人的には世界遺産「佐渡島(さど)の金山」に飾られていた電源装置を思い出しました。



ある意味無くなるのが惜しい代物ではありましたが、
半世紀を越えた電源装置はいつ何時静かに…
あるいは何らかの影響を受けて止まってしまうかもしれない為、
新たな信頼と価値を提案することにしました。
私たちは電源装置について、その役割や現在におけるリスク、
信頼性の高い状態にしておく重要性などを説明、
そしてご理解頂いた上で詳細調査し、新たなプラン提案を行いました。


ユーザーと共に予算化、発注、施工を経て、
長年動き続けた電源装置は新たな信頼と価値に生まれ変わりました。
回路仕様
サイリスタ自動定電圧制御
定格入力 交流 三相200V 60Hz
定格出力 直流 120.4V 10A
ユーザーに寄り添った点
- 既存装置と同じ設置スペースを活用
- 不必要なものは付けず、既存装置同様のシンプルな回路構成
- 負荷分電盤をそのまま生かし、コスト負担軽減
- 歴史変遷で増えた周辺設備を考慮して点検面変更

新たな信頼と価値
- 故障による停止リスク回避、使用することへの安心
- 事業継続への安定、BCP対策への寄与
- 保守性の向上
そして電源装置の入替を行ったことで、
蓄電池室を専有していた蓄電池ラックは撤去され、
新たに活用できるスペースとなりました。
これはユーザーに電源装置を替えたことによって付加価値を提供し、未来の扉を開いたのです。

世の中には様々なユーザーがいて、様々な電源装置があります。
そして今回のように歴史の中に生き、
私たちは電源のコンシェルジュとして寄り添う必要があります。
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この記事はTECS事業部が執筆しました。
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