2026.09.09
取扱製品紹介 ~交流無停電電源装置~
1.無停電電源装置とは~直流電源装置との違いは?~

無停電電源装置は、別名UPSとも呼ばれています。
普段の生活では、UPSを見る機会はあまりないかもしれません。
しかし、実際には工場や病院、公共施設、IT設備など、さまざまな場所で使われています。
UPSは、停電や瞬時停電、電圧の変動など、
電源にトラブルが起きたときに、接続されている機器へ電力を供給するための装置です。
突然の停電によってサーバーやコンピューターなどが停止すると、
業務に支障が出たり、大切なデータが失われたりする可能性があります。
UPSは、そうした電源トラブルによる影響をできるだけ抑え、
設備を安全に停止させたり、電源が復旧するまで機器を動かしたりするために使用されます。
直流電源装置とUPSの違い
直流電源装置と無停電電源装置(UPS)は、
どちらも電源トラブルに備えて使用される装置ですが、
電力の供給方法や主な用途が異なります。
直流電源装置は、交流電力(AC)を直流電力(DC)に変換し、
通信設備や制御機器など、直流で動作する機器へ電力を供給します。
蓄電池と組み合わせることで、停電が発生した場合にも電力を供給し続けることができます。
無停電電源装置(UPS)は、停電などの電源トラブルが発生した際に、
交流電力を供給し、サーバーやネットワーク機器などの停止を防ぎます。
直流電源装置は直流機器への電力供給を行うもの、
UPSは停電時などにも交流機器への電力供給を続けるためのものです。
どちらも、電源が止まることで影響を受ける設備を守るために欠かせない電源設備として、
さまざまな現場で利用されています。
2.無停電電源装置(UPS)の仕組み
UPSは通常時は商用電力を機器へ供給しながらバッテリーを充電しています。
停電などの異常が発生するとバッテリーから電力を供給し、
機器が停止しないように電源の維持を行います。
無停電電源装置には
①常時インバータ給電方式
②常時商用給電方式
③パラレルプロセッシング方式
と3つの給電方式があります。
常時インバータ給電方式
常にインバータを通して電力を供給することで、
停電時もバッテリーからインバータへ電力が供給されるため、
電力が途切れることなく機器を稼働させることができます。
重要な設備やシステムの電源保護に適しています。

常時商用給電方式
通常時はコンセントなどから供給される商用電源をそのまま接続機器へ送り、
停電などで電源が使えなくなった場合に、
UPS内部のバッテリーへ切り替えて電力を供給する方式です。
普段は商用電源を使用しているため、常にバッテリーを経由しているわけではありません。
停電時にはバッテリーから電力を供給することで、
パソコンやサーバーなどの機器が停止するのを防ぎます。

パラレルプロセッシング方式
通常時は商用電源を使って機器へ電力を供給しながら、
UPS内部のインバータも並行して動作させておく方式です。
停電や電源異常が発生した場合には、
インバータからの電力へすぐに切り替えて機器へ電力を供給します。

3.取扱製品(ラインナップ)
当社では、GSユアサ代理店として様々なラインナップがあり、
納入実績が多く非常に高い信頼性があるものやカスタマイズが可能なものなど
お客様のご希望用途に合わせ多種多様なニーズにご対応致します。
(詳細はGSユアサHP:https://ps.gs-yuasa.com/products)
準汎用タイプ
数多くの納入実績があり、
高い信頼性が魅力の商用同期常時インバータ給電方式を採用した準汎用型交流無停電電源装置。

BACSTARシリーズ
・BACSTAR-S・BACSTAR-T
・BACSTAR-L・BACSTAR-LIM
FULLBACKシリーズ
・FULLBACK SBU-A
・FULLBACK MLU
個別受注タイプ
お客様のご要望に合わせカスタマイズが可能なのが
魅力の商用同期常時インバータ給電方式を採用した個別受注型交流無停電電源装置。

REQSTARシリーズ
・REQSTAR-US
・REQSTAR-UT
・REQSTAR-CS
パラレルプロセッシング方式
常時インバータ給電方式と常時商用給電方式の
メリットを合わせ持つパラレルプロセッシング方式。

BiDSTARシリーズ
・BiDSTAR-P
・BiDSTAR-D
屋外交流無停電電源装置
防災機器など屋外に設置されている電源をバックアップし
安全性を高める屋外用の無停電電源装置。

TV POWERシリーズ
・CATV用無停電電源装置
CAVSTARシリーズ
・CCTV用CAVSTAR・CAVSTAR-Light
FULLBACKシリーズ
・SGU-102SS11-LB3
4.どんなところで使われているの~導入事例~
無停電電源装置がどんなところに使用されているのか、
また当社の導入事例をご紹介いたします。
ポンプ場、病院、消防署、金融機関などの他にも
数多くの電源停止が許されない環境で活躍しています!
~導入事例~
某消防本部
・導入設備:BA-PTS2030
仕様:AC入力 3Ph3W200V
AC出力 1Ph2W200V(トランスで100Vに変換)
・鉛蓄電池:SNSX-100-6
お客様のご要望(仕様)を確認し、適切な機種を選定しました。
また将来の更新を見据えた仕様(次回更新の際、負荷を停止することなく更新すること)とし、
安全かつ正確に更新工事を実施しました。
人命に関わる緊急対応を担う消防機関では、
設備のわずかな停止も迅速な出動や情報伝達に影響を及ぼす可能性があります。
そのためUPSは、消防活動を支える重要なインフラとして、
高い信頼性と安定性が求められます。
当社は消防機関向けUPS・蓄電池設備の導入実績を有しております。
重要機関でのUPSや蓄電池に関するご相談も、ぜひ当社までお問い合わせください。
某ポンプ場
・導入設備:①TR-TNTR10050-PA
②RE-CNDSS1003-DA
仕様:①AC入力 3Ph3W220V
DC出力 120.4V 50A
②AC出力 1Ph2W105V
・鉛蓄電池:SNSX-150
今回の作業では、直流電源装置とインバータを組み合わせた電源設備を施工しました。
既設設備の状況や運用環境を確認し、現場に適した設備への更新を実施しました。
当社では現地調査から機種選定、更新工事まで、お客様の設備に合わせたご提案を行っています。
ポンプ場は、地域の暮らしやインフラを支える重要な施設です。
そこに設置されているUPSも、万一の停電や電源トラブルに備え、
常に安定して機能することが求められます。
そんなポンプ場設備に関しても、
当社では豊富な知識と経験を持つ技術者が多数在籍しておりますのでぜひ当社までお問い合わせください。
5.無停電電源装置(UPS)は東亜電機工業へ!
近年、地震や豪雨などの自然災害が各地で発生し、
社会インフラを支える設備には、より高い信頼性と安定稼働が求められています。
当社のUPS更新は、既設設備や設置環境、今後の運用まで考慮し、
営業担当とサービス担当が連携してお客様に寄り添いながら最適な更新をご提案いたします。
豊富な知識と経験を活かし、災害時にも重要設備の安定稼働を支えます!
お問い合わせ
省エネ、防災、減災など安心の電源設備に関するお困りごと、課題解決はお気軽にご相談ください。
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この記事はTECS事業部が執筆しました。
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