蛍光灯からLEDへ、交換を考えたほうが良い理由と交換方法

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オフィスや店舗、工場、住宅などで今も現役で使われている蛍光灯ですが、
「まだ点くからLEDにしなくて大丈夫」とそのまま使い続けているところも多いと思います。

しかし、ここ数年で照明器具の状況は変化しています。

今回はなぜLED照明にするのか、
実際にどうやってLED照明に交換していけばよいのかをまとめてみました。

なぜ、蛍光灯からLEDにしないといけないのか

1.蛍光灯が作れなくなっている

「水銀に関する水俣条約」の締約国会議で、
一般照明用の蛍光灯は製造・輸出入が段階的に禁止されることが決まっており、
コンパクト形蛍光ランプは2026年末、直管蛍光ランプは2027年末が期限となります。

すでに、在庫のみでの流通に切り替わりつつあり、これからは価格が高騰したり、
手に入りにくくなる可能性が出てきています。

つまり、「蛍光灯が切れたら買いに行けばいい」「壊れたら交換しよう!」が
だんだんとできなくなっているということです。

今のうち、計画的にLED化を進めておいた方が、後から慌てずに済みます。

図1:水銀汚染防止法による各種ランプの規制開始日(製造等の禁止)

2.電気代が下がる

蛍光灯からLEDにすると、同等の明るさでも消費電力が下がります。
照明を使用する時間が長ければ長いほど、年間の電気代に効いてきます。

3.ランプ交換の手間が減る

蛍光灯の寿命はだいたい6,000~12,000時間くらいなのに対して、
LED照明は40,000時間以上といわれております。

単純計算で3~6倍ほど長持ちするので、交換の頻度がぐっと減ります。

吹き抜けのあるオフィスや店舗、天井の高い工場などだと、
ランプ交換のたび高所作業が必要となり手間や費用が必要となってきますが、
LED照明だと頻度が大幅に減ります。

4.発熱が少ない

蛍光灯と比較してLED照明は発熱が少ないです。

特に夏場では、蛍光灯の熱で室温が上昇し、
エアコンが余計に頑張るというのはよくある話です。

それに対してLED照明は発熱が少ないので、エアコンの電気代も節約にもつながります。

実際にどうやってLEDに交換するのか

蛍光灯照明器具の場合

直管形や環形の蛍光灯は、器具の中に”安定器”という点灯用の部品が入っており、
単純にLEDランプへ差し替えるだけでは点灯しません。

蛍光灯ランプからLED照明へ交換するには、次のどちらかの工事が必要です。

①器具ごとLED照明に交換する方法

初期費用は器具本体の代金と工事費となり高めになりますが、
照明器具が新しくなるため見た目がすっきりして、明るさのムラがも出にくいです。

図2:器具ごとLED器具にした場合

②器具本体を利用した直結工事をする方法

蛍光灯器具はそのまま使いつつ、
安定器を経由せずに電源を直接LEDランプにつなぐ工事。

蛍光灯器具をまるごと交換するよりも工事費とLEDランプだけとなるので、
費用がおさえられます。

図3:バイパス工事を行った場合

まとめると、器具ごと交換しておけば、そこから約10年間は追加工事は必要ありません。

逆にバイパス工事は「初期費用を抑え、すぐに工事したい」という場合には有効な選択ですが、
器具本体の老朽化までは解決しないため、いずれ器具ごと交換するタイミングが来ます。

どちらも電気工事士による有資格作業になります。

電球形蛍光灯ランプや白熱電球の場合

ソケットに(口金)にねじ込むだけのタイプで、
蛍光灯とは異なり器具に安定器が入っていないので、
普通の電球を変える感覚でLED電球へ交換することができます。

注意点としては、口金のサイズ(E17 またはE26)を確認し適正なランプを取付することです。

こちらの作業は電気工事士の資格が不要などで、ご自身でも交換は可能です。
ただし、スイッチやブレーカーを”OFF”にするなど、
感電防止の措置を行ってから作業を行ってください。

図4:白熱電球

シーリングライトの場合

住宅でよく見る「シーリングライト」は、
天井の「引っ掛けシーリング」という規格に対応している器具であれば、資格不要です。
多くの家庭用シーリングライトはこのタイプです。

ただし、天井から直接配線が出ていて引っ掛けシーリングが付いていないタイプの場合は、
電気工事が必要となりますので、電気工事士等有資格作業が必須です。

古い建物だと稀にこのケースがありますので、
交換前に照明器具の取付状態を確認しておくと安心です。

おわりに

蛍光灯の生産終了も、着実に現実へと近づいています。
急に切れて困る前に、今のうちに一度状況を確認し、LEDに交換するとあとあと安心かと思います。

これからのLED化を計画的に進めていくご相談や更新、点検などお気軽にご相談ください。

引用・参考文献
1.経済産業省「蛍光ランプの廃止について(特設)」
 https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/mercury/fltokusetu.html
2.経済産業省「電気工事士等資格が不要な「軽微な工事」とは」
 https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/electric/files/1-3keibi.pdf
3.経済産業省「蛍光灯からLED照明への切り替えはお済みですか?」
 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/led_shomei/index.html

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この記事はTECS事業部が執筆しました。

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