2023.12.15
検査員の経験を活かし、品質向上もできる営業マンに
こんにちは。P&D事業部営業部営業課の入社3年目のJです。
私は入社以来2年間、品質保証部検査課で、製造された製品の最終検査を担当してきました。
このたび営業部門への異動となり、この「技術のわかる営業パーソンへの道」ブログも書かせていただくことになりました。
今回は自己紹介も兼ねて、これからどんな営業マンになりたいか、 を書かせて頂こうと思います。
丸一日かかることもある初回品導通検査
検査課時代の業務は、弊社のメイン製品である建設機械や農業機械のワイヤリングハーネスの初回品導通検査でした。
「初回品」とは、新しい製品だったり、既存製品であっても以前とは異なる製造過程で生産されたものだったり、部品の変更があったりしたときに、
最初に製造された品のことです。一般に初回品は、不具合の確率が高いとされていますので重要な検査です。
また「導通検査」とはその名の通り、電気が正常に流れるかを確認する検査です。
ワイヤリングハーネスの初回品は導通検査機(半自動で導通検査をする専用機械)が使えない為、回路図通り製作出来ているかテスターを使って手動で確認していく作業になります。
小さいワイヤリングハーネスだと10分程で終わるのですが600~700回路あるハーネスは
図面も10~15枚と多くなって電線の行き先を探すだけで目がショボショボする時もありました。
回路数=電線の本数なので600~700箇所をテスターで一つ一つ図面通り電気が流れるか確認するので大きいものだと丸一日かかる事もありましたね。。。
検査は製品品質の「最後の砦」
大きさ関係なく、一つでも図面通りに回路が繋がっていないとお客さんが意図した通りに 建設機械や農業機械が動かなくてお客様に多大なご迷惑をかけることになります。
自分が不具合を見つけられずに、回路が違ったままお客様に出荷された場合、客先不具合となり大変ご迷惑をかけてしまう為、
初回品に関しては自分が導通検査の最後の砦だと思って仕事に取り組んでいました。
このような検査の仕事を通じて、仕事に対する責任感や、お客様に信頼されることの大切さを学びました。精神的にも強くなったと思います。
お客様とのコミュニケーションも大切に
2年間忍耐力と精神力を鍛えられて今年の春、異動となり営業課にやってまいりました!
先輩や上司などにご迷惑をおかけしながらやっと一人で出来る事が増えてきたかなと思います。
検査時代と最も違う点は、お客様とのコミュニケーションがあることです。
お客様の信頼を得るために、検査員だった知識を生かして、トラブルが発生しそうな製品は事前に製造部や品質保証部などと連携して
品質の向上に貢献していきたいなと思っています。
また、お客様の困り事や悩みなどの相談に乗って新しい案件の話などに繋げていけたらいいなと思っています。
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この記事はP&D事業部が執筆しました。